シェルスクリプトの利用

『MacにGitの利用』で、Mac上のMT4の場合、EAファイルが簡単にmacOS上にコピー操作できないことを紹介しました。

MacにGitの利用

MacにGitの利用、特にMacでのMT4のMQLファイルの操作方法

実際ファイルをコピーする場合、コマンドを利用してやる必要があります。

一方、ファイル数が多い場合、いちいちコマンドを打っても大変ですし、漏れも発生しやすいです。

ここで、実行したいコマンドをシェルスクリプトにまとめれば、どんなにコマンドが多くても一回分で終わります。

以下は『MacにGitの利用』にあるフォルダ移動とファイルコピー作業のスクリプトファイルです。

FileCopy.sh (Linux, macOSの場合)

#!/bin/sh 
cp /Users/linhuarinka/Library/Application\ Support/MetaTrader\ 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Program\ Files\ \(x86\)/MetaTrader\ 4/MQL4/Experts/DreamCreator.mq4 ~/OneDrive/Git/FX\ MQL/Experts　 
cp -r /Users/linhuarinka/Library/Application\ Support/MetaTrader\ 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Program\ Files\ \(x86\)/MetaTrader\ 4/MQL4/Include/MyHeader ~/OneDrive/Git/FX\ MQL/Include　 
cp -r /Users/linhuarinka/Library/Application\ Support/MetaTrader\ 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Program\ Files\ \(x86\)/MetaTrader\ 4/MQL4/Libraries/*mq4 ~/OneDrive/Git/FX\ MQL/Libraries　 
rm Libraries/stdlib.mq4

※注意：「⧹」が入っていることをご注意ください。空白文字などの前には必須です。

FileCopy.bat (Windowsの場合)

xcopy /s C:\Users\LinHua\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\5F411C0C9266C73372A302EA69D23CF4\MQL4\Experts Experts
xcopy /s C:\Users\LinHua\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\5F411C0C9266C73372A302EA69D23CF4\MQL4\Include\MyHeader Include\MyHeader
xcopy /s C:\Users\LinHua\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\5F411C0C9266C73372A302EA69D23CF4\MQL4\Libraries\*mq4 Librarie

実際のご利用はファイルパス、コピー対象などに応じて変更してください。

実行は以下です。

shファイルの置いたフォルダに移動し、次のように実行します。

「chmod 755 FileCopy.sh」はファイルの属性変更で、2回目以降不要で大丈夫です。

2回目以降、MetaEditor側でソースコード変更後、ターミナル側でshファイルの置いたフォルダに移動して、「sh FileCopy.sh」または「./FileCopy.sh」を実行すれば、ファイル全部コピーしてくれます。

また、発展編として、commitなどの操作コマンドを追加してもできます。

このようにして、いろんな操作を「sh FileCopy.sh」一回で完了できます。

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