「確か」と「確かに」

 

 

今まで、「確か」と「確かに」の違いについて、不明でした。

そして今日しっかりと把握して、今後正しく使えるようにしたいのです。

 

両者の違い

 

確かに:間違いなく確実に、相手の意見に同意していることを表す表現
確か :明らかで、断言はできないがおそらくそうだろうという気持ちを表す表現

 

このように、相手の意見に同意していることを表す表現として、「確かに」を利用します。はっきりしない確信に「確か」を利用します。

これだけを分かれば、だいぶ間違いが少なくなります。

僕はほとんどの場合はここで間違ってしまいますから。

 

「確かに」の意味と使い方

「確かに」は「確実に」という意味です。

使う時、「確かに◯◯する」「確かに◯◯した」という形で用います。

例えば、「確かにメールを受信ました」ならば「間違いなくメールを受信した」というニュアンスになります。

この意味での「確かに」の類語は、「間違いなく」「確実に」などがあります。

 

また、「確かに」は相手の意見に賛同する、相槌を打つ場合にも使うことができます。

例えば、『これは難しいですね』『確かに』と用います。

これは「これは難しい」という相手の意見に賛同しています。

「相手の言う通り」「指摘された通り」などという意味合いです。

「確かにそうです」「確かにそうなります」という形でも使います。

この意味での「確かに」の類語には、「その通り」「言う通り」「おっしゃる通り」などがあります。

 

「確か」の意味と使い方

「確か」は「物事が明らかで疑う余地がない、疑う余地がなく信用できる」という意味で使います。

例えば、「確かな証拠が残っている」ならば「今更隠しようもないはっきりとした証拠があること」を意味しています。

「確かな◯◯」「確かだ」という形で使用します。

 

また、「確か」は「はっきりと言い切ることはできないが、自分の記憶や体験を頼りに間違いなくそうであると思うこと」を表す表現として使うこともできます。

例えば、「確かあの店は8時から営業しているはずだ」と言います。

「8時から営業している」と断言することはできないものの、「多分8時からやっていると思う」とある程度の確信を持っています。

このように「はっきりとせずやや不明確なこと」という意味では、「確か◯◯はずだ」「確か◯◯だと思う」「確か◯◯のような気がする」という形で用います。

 

まとめ

1、「間違いなく」「確実に」の意味の場合   →   確かに
2、相手の意見に賛同の場合          →   確かに
3、疑う余地がなく信用できる         →   確か
4、自分の記憶や体験からのやや不明確なこと  →   確か

1と3は非常に似てますが、利用する形がそれぞれ「確かに◯◯する」「確かに◯◯した」と「確かな◯◯」「確かだ」で、その後がそれぞれ動詞と名詞が来るので区別します。

2と4はそれぞれ相手の話なのか、自分の話なのかで区別できます。

これで、「確か」と「確かに」を区別できるようになります。

 

実際の会話内容を検証してみよう

寛子:カラオケって、前もって行こうってより、その場のノリで決まることが多いのよね〜

華ちゃん:うん、確か、食事終わったら行くことって多いよね

寛子:❌確か ⭕️確かに

 

上の会話のように、ここで華ちゃんは寛子の意見に賛同しようとしたから、寛子が指摘の通り、「確かに」が正しいです。

 

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